CORRECT LYRICS

Lyrics : ספירות (Sefirot)

雲の出ずる国の眠りについた場所
ここは村の隅人は寄らず密かに

宿りの木の下にはほら
小さくいたいけな有象がそっぽ向いてる
あちらこちらばらばらと
なんだか可笑しいね
だぁれ

いつから此処でまた繰り返したさえずりが
ぐるぐるとろけて泡になっていくのだ

明けても仄暗い水底夢うつつ
しがない衒いも熟れ謂れのないこと

顰に倣うべくはもう
一度きりじゃ飽き足らずね
再再惚けて罷るのも悪くないと
大概くだらぬこと

葬して蓋をした藹々と汚れてくの
だんだん忘れて空になっていくのだ
晴れた夜も爆ぜてゆくのだ
言うなれば猫も杓子も知らぬ間に
朝靄のかかるうだつ無象
癖になるシャーデンフロイデに
誰も彼もはるかかなた
いたいけな世も気にならぬ程に
えらくなっていたので