僕らは止んでた雨に手を振って
息をするのも忘れていた
ちょっとだけ悲しくなったんだ
ねえそんな荷物を 持ってどうしたの?
尋ねる君の声少し掠れていた
なんだっていいだろ とは声に出せずに
下手くそな不機嫌演技 披露したんだっけ
またこのシーンが(またこのシーンが)
再生された(再生された)
また耳を塞いだ(また耳を塞いだ)
君はいい加減呆れてる もう何回目?
(もう何回目?)
見続けるつもりなんだ
わかってるけど わかってるけど
僕らは止んでた雨に手を振って
息をするのも忘れていた
乗り捨てた自転車にまた乗って走り出した
もう何度も言葉を飲み込む君の顔が浮かんだからさ
そっと帽子を深く被った
さっきから思い出していた
暗闇にいる時計じかけの僕
急に秒針が外れそうなくらい
回り始めていたんだ
どうすんの?って言われてる わかってるよ