口に出してもう一回
ギターを鳴らして二拍
歌詞を書いてもう三節
四度目の夏が来る
誤解ばっかさ、手遅れみたいな話が一つ
頭の六畳間、君と暮らす僕がいる
忘れたいこと、わからないことも僕らのものだ
長い夜の終わりを信じながら
さぁ人生全部が馬鹿みたいなのに
流れる白い雲でもう
想像力が君をなぞっている
あの夏にずっと君がいる
生き急いで数十年
許せないことばかり
歌詞に書いた人生観すら
ただの文字になる
言葉だって消耗品
思い出は底がある
何かに待ち惚け、百日紅の花が咲く
このまま、ほら
このまま、何処か遠くの国で浅い夏の隙間を彷徨いながら